猫の幼稚園・入園及びお見合い会参加条件

日々沢山の入園依頼メールを頂戴しておりますが、全ての猫さんをお預かり出来る訳ではございません。

・一番多いのは、保護主さんが責任を持たない依頼、例えば
「弱っている猫を見かけたので、そちらで保護して下さい」等、
 丸投げの依頼には対応致しかねます。
 「助けたい」と思った方が、まず率先して保護をお願い致します。


・入園依頼は必ずメールでお願い致します。
 仕事中や深夜に電話連絡されるのは非常に迷惑になります。


現在、行政からの引受けを中心に活動している為、
隔離室に空きがない事が多く、急な入園依頼には対応出来ない可能性がある事を、ご承知おき下さい。
どうか保護主様ご自身でのご縁探しをお願い致します。

・代表伊與田は本業を持ちつつ時間をやりくりしての活動です。
 その為、数時間おきに授乳などのお世話が必要な赤ちゃん猫さんには
 なかなか対応できません。
 ボランティアスタッフに頼んで離乳まで預かってお世話して貰う事は
 可能ですが、それにも限りがありますので、ご了承下さい。


・飼い主さんのいる猫さんの入園には、基本対応致しかねます。
 詳しくは「飼い猫さんの入園について」をご確認下さい。

■入園条件

猫の幼稚園が一般の保護主さん方からお預かりするには、以下の条件になります。

1,まず人慣れしていること。
 保護主にだけ慣れているのではなく、他者にも抱っこ・撫でられるかが重要です。

2,外暮らしが短いこと。出来るだけ幼い猫さんであること。
  数年間外で暮らして来た猫さん・人慣れしていない猫さんの受け入れは、
 極力お断りし、その分新しくお家が見つかる可能性の高い猫さんを受入れたいと
 考えています。
 現在人慣れ修行中の猫さんが数匹在園しておりますので、
 これ以上人慣れしていない猫さんを受け入れる事は出来ません。ご了承下さい。

3,猫さん一匹の受入れに際し、保護主さんには最低以下の医療費負担をお願い致します。
 ・動物病院での健康診断・ノミダニ寄生虫の駆虫・三種ワクチン1回
 ・ウイルス血液検査(猫白血病・猫エイズの簡易キット検査)
 ・感染症蔓延予防の為、保護した後速やかに、インターキャット注射

 ・2013年8月より、保護して10日を目安に、必ず一回目ワクチン接種前に、
  保護主負担でパルボウイルス感染症の遺伝子検査を実施すること。
  (潜伏期間を考慮して、保護してから10日〜14日後を検査実施期間とします。)
  (子猫は検査キットによる遺伝子検査、
   子猫以外は血液又は検査キットによる遺伝子検査とします。)
  (信頼性に問題があるので犬用簡易キットでの検査は不可。)
 以上の医療措置は、保護主さんのかかりつけ病院で済ませて頂いても結構ですし、
 猫さん入園後、全て猫の幼稚園で対応する事も可能です。

   ※特に遺伝子検査については、実施している検査機関が限られる為、
   取り扱っていない動物病院も多いのが実情です。
   猫の幼稚園では提携して貰える病院を確保しておりますので、
   ご相談頂ければご紹介致します。

 すべて猫の幼稚園で対応する場合は、1匹あたり20000円のご負担をお願い致します。
 ・三ヶ月以上の猫さんの場合はワクチン二回になりますので、5000円加算されます。
 ・生後半年以上の猫さんには、不妊手術が必要です。
  雌猫さん14000円
  雄猫さん9000円です。
 ・保護数が多数の場合は金額が嵩みますので、分割・割引など、ご相談致しましょう。
 ・無事育つか不安な乳飲み子の場合は、せめてミルク代5000円/匹をご負担下さい。
  ワクチンが出来る時期になったら、費用負担についてご相談致しましょう。

  ※これ以上に別途医療費が掛かる場合が多々ありますが、
保護主さんに費用のご負担をお願いしております。予めご了承下さい。

4,保護主として責任を持つ為に、
 保護猫さんが在園中は、フード猫砂等消耗品費のご支援をお願い致します。
 ※現在皆さん5000円/匹/月でお願いしております。

5,受け入れの際には猫の幼稚園迄連れて来て頂くようお願いしております。
 その際に、猫の幼稚園の環境をご自身でご確認頂きたいと思います。
 お迎えが必要な場合はまた相談させて下さい。

6,日常の飼育方法・里親募集に関しては、猫の幼稚園に一任して頂きます。
 お見合い会・お引っ越し等への同席は可能です。

7,お預かりした後、伺っていた猫さんの様子とかけ離れている場合、
 また他の猫さんとうまく集団生活が出来ない場合、
 保護主さんの所に戻って貰う事もあり得ますので、予めご了承下さい。

8,お預かりする際には、上記条件を記した誓約書の取り交わしをお願いしております。


■入園後の注意事項
1.基本的に保護主が居る場合の入園は半年もしくは一年です。
 期間内に譲渡先が見つからなかった場合、
 保護主側に戻って頂きますので、引き続きご自身でも譲渡先を探して下さい。

2.保護主さんの無責任な丸投げにならないよう、せめて月一回は週末のお見合い会に参加し、
 保護猫のご縁探しが円滑に行われるようご配慮下さい。

■隔離期間について

保護されてすぐの猫達は、どんな感染症が隠れているか判らないので、検疫期間として
二週間の隔離期間が必要です。
もし感染症が発症しても、他の猫達に感染しない様にする為に絶対に必要な処置です。

ただ、ここ数年で
・目立った症状が出ないのに、パルボウイルスを排出している猫さん
・二週間の隔離期間後にパルボウイルスを発症した猫さん
 が入園してきた現状を鑑みて、2013年8月より、
 保護して10日を目安に、パルボウイルス感染症の遺伝子検査を実施すること。
 その後一回目の三種ワクチン接種ウイルス血液検査(猫白血病猫エイズ簡易キット検査)
 実施とします。
 ※パルボウイルス感染症の遺伝子検査は、
  子猫の場合は検査キットによる遺伝子検査、
  子猫以外は血液又は検査キットによる遺伝子検査とし、
  信頼性に問題があるので犬用簡易キットでの検査は不可とします。

遺伝子検査の結果がでるのは3日〜7日後。その間は隔離期間延長となりますので、
実質隔離期間は2〜3週間必要になります。

隔離期間なしにこちららに入園させる場合、こちらの隔離室に入園する事になります。
隔離室には限りが有りますから、塞がっていれば受け入れできません。
その場合は、隔離室が空く迄猫の幼稚園では受け入れできませんから、
ご自身の責任で保護して頂く事になります。

隔離室に空きがない場合、保護してから入園までは3週間近くの日数が必要となります。
一日も早い譲渡の為に、保護主様にはどうかご自身でご縁探しにご尽力頂きますよう
お願い致します。

■お見合い会参加について

入園していない猫さんが、猫の幼稚園のお見合い会に参加するには以下の条件になります。

1猫風邪等の重篤な症状がないこと。
2. 保護後10日を目安に、パルボウイルス感染症の遺伝子検査を実施し、
  陰性を確認した猫さんであること。 ※犬用簡易キット不可
3.上記2.で陰性確認後、新たにウイルス暴露の可能性のある環境で暮らしていないこと。
4.お見合い会参加会費は、一匹500円とします。
5.お見合い会参加5日前迄に、参加猫さんの写真を添えて、メールで参加申込みのこと。
6.参加猫さんが多い場合は、日程をずらして頂く事もありますのでご了承下さい。
7.お見合い会当日、参加承諾書を取り交わして頂きます。

■飼い猫さんの入園について

猫の幼稚園で暮らす園児達は、遺棄されていたところを保護して貰ったり、
愛護センターに持ち込まれ、運良く殺処分を免れたり、
地域猫活動の中で予期せず産まれたりした、
飼い主がおらず、行き場のない猫さん達です。

猫の幼稚園の目的は、行き場のない猫さんの家猫修行の場を提供し、
終生慈しんで下さるご家族を探し、幸せな家猫さんとして送り出し、
迎えて下さったご家族も、迎えて貰った猫さんも、保護した保護主さんも、
みんなが幸せになることです。

従って、飼い主のいる猫さんを、飼い主の都合で手放す場合には、
基本お手伝い致しかねます。
特別な事情でどうしても、という場合には、有料預かりとしてお預かり致します。
詳しくはメールでご相談下さい。

■有料預かりについて


猫の幼稚園出身の猫さんの場合、ペットホテルのようにご利用頂けます。
・出張や入院、帰省などの際に、猫さんの里帰りとしてご利用される方が多いです。

また一般の方の場合は、
・保護したけれど、隔離出来る場所がなくて、先住猫さんと隔離することができない場合
・保護したけれど、ペット不可住居から引っ越す必要が有り、引っ越し出来る迄の間 等
有料でお預かりすることが可能です。
メールでご相談下さい。